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一旦トラウマという呼び方を変えてみると、不思議と身近に感じられるものです。

例えば、忘れられない出来事とか。

もう2度と経験をしたくない出来事であったり、思い出すだけで顔が赤くなったり、手に汗を感じたりしてしまうこと。

冷静に考えてみれば、思い出すだけで、汗が出たり顔が赤くなったりと、体が自動的に反応するなんていうのは、実際には普通じゃないことなのです。

つまり、今ではない過去のことなのに、今その目の前でその時と同じ状況で体が反応をしてしまう。

なぜ過去の出来事が身体の症状につながるのかというと、一言にしてしまえば「防護に値するストレス」であるからです。

前項でも述べました、粉砕された記憶の一部が、例えば自分の顔に対しての感情であった場合、鏡を見る度に当時の感情が再燃し、脈や体温、身体の内臓の機能が著しく低下し、ストレスから感情を防御するために筋肉の緊張を作り出します。

この様に、出来事は通常の記憶として処理されるはずものが、衝撃的な出来事に関しては容量オーバーとなって、破裂、粉砕され、その時の細かな事象の破片一つ一つが当時のまま「今も」活性化されるわけです。

また、1でも書いたように、厄介なことに粉砕されたからこそ、無自覚で反応を示し、無自覚でストレスを感じるという悪循環になっているのです。

これらの粉砕されたものを活性化させない方法は色々とありますが、手軽で誰でも出来る方法があります。

それは呼吸と眼球の運動。

これについては次回、書いてゆきたいと思います。

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