気候と体内環境の不一致

気候と体内環境の不一致

先日は雪混じりの雨となった東京ですが、ここのところ少し暖かさの気配を感じるようになりました。

暖かくなるというと、2〜3月にピークを迎えるのがギックリ腰。

実のところ、医学的には明確に解明はされていないのですが(ギックリ腰そのものが痛み止めと安静の施ししかしない)、感覚的に多くのギックリ腰のかたの体を触っている人ならば、それがどこから来る原因なのか気がついているはずです。

この原因というのは数値では中々表しにくいのですが、泌尿器の可動性減少。

ここでいう「可動性」というのは、隣接する内蔵、または筋肉同士の滑りの物理的、または動的な異常のこと。

特にトラブルメーカーは肝腎要の臓器たち。つまり、肝臓と腎臓。

特に右側が痛くなる人は、肝臓を絡んだ腎臓の動き、左側は腎臓単体によるものが挙げられます。

他にも、腰は腰でも中央部分に痛みがあるかたは、膀胱や子宮、卵巣、前立腺などが原因になっていることが多くようですが、これは季節性のものとはまた別であって、特に気圧の変動が負荷となって爆発的な痛みを誘発している場合が多いです。

何故「肝腎」が2〜3月にトラブルを起こすのかというと、殆どの場合は、体内の水分量の異常から起こるもの。

つまり、体内に取り込む量が少ないと、尿は濃く濃縮されて結晶化し、それが腎臓にダメージを与えてしまう。人によっては結石に気が付かず、単なる腰痛で終わっている人も多くいます(小さい分には排出されますので問題になりません)。

秋冬は夏場と違って、無自覚性の水分不足の人が多くおられます。昨今では、夏場は熱中症予防の観点から、水分の補給を仕切りに喚起する世の中になりましたが、秋冬も汗ではない、呼吸や、体表面からも砂漠のように水分が自然と消費されて行きます。目安として秋冬でも、最低一日2リットル以上のお水は必要なのです。

っで、何故臓器の働きが「可動性の減少」に繋がるのかというと、これらに掛かった負荷は、ストレスとして神経機能を刺激します。

これにより、まず第一に神経刺激が伝わった支配中枢の背骨付近の筋肉を緊張させ、その結果、見た目では背骨が歪曲し、そのことで臓器の動きも妨げられるという悪循環が生じるからです。

では、筋肉を緩めれば良いのか?骨を戻せば良いのか?臓器の可動性を戻せば良いのか?という疑問が。

パターンとして「筋肉から骨と内臓に影響を与える」「骨から筋肉と内臓に影響を与える」「内臓から筋肉と骨に影響を与える」の3つ。

ただ、上記でも説明したように、内臓が原因で起こっているものは、そのまま内臓が自由に動けるように、内臓そのものにアプローチすることで、筋肉と骨は正常化させる方が道理が通っているように思います。

内臓へのアプローチ方法も様々ありますが、大別して2つ。

一つは直接的に、問題がある内臓に手によって、可能性の回復ができるように押圧する。そしてもう一つは、反射的な作用を利用すること(鍼灸などはこれを活用している)。

いずれかの方法で、痛みの強い腰痛は解決することが可能です。

これからの時期、特に腰痛持ちのかたは、1日の水分摂取量を気にして生活してみると良いと思いますね