


閉店ばかり。これ、探したわけではなくて、近所の表通りを歩いただけでこれだけありました。
あっちもこっちも、路面店は特に高い賃料を支払っていますから、真っ先に閉店してしまうのも分かります。ですが、もともとが黒字経営の店舗は、少しは救済策があっても良いのでは?とも思いますね。無利子貸付と支払い開始日の再延長や猶予、一部負担など。路面店でそれなりの規模ともなれば、毎年消費税だけでも、下手したら国に一千万単位で支払っている所もあると思います。
どんなウィルスとて、必ず人間の免疫力は適応しますから、社会が平常化すれば、もともとの納税店舗になる可能性は高いわけですし(そもそもコロナ以前の元の売り上げを前提に緊急貸付を実施しているのが問題)。
特に私が見る限り、駅近の一階店舗(競争倍率が高くて高価な坪単価)に限って潰れてしまっています(家賃とて消費税として不動産の貸主から国に行く)。
中にはレストランで「12/25で閉店させていただきます」という貼り紙のところまでありました。
本来は書き入れ時のはず。
余裕を持って閉店なんていうお店はまず少数でしょう。
今後どのようにされるのかは分かりませんが、そういう方々でも希望が見られる社会って、もはや難しいのかな。
そうやって色々考えてしまうと、こちらまで精神が持たなくなってしまいます。
自殺者数も増えているようですが、相変わらず日本のマスコミは「一人で悩まずに専門家に是非相談するという選択肢も」ですって。
ギャラを貰って真面目にコメントしている方に、失礼な物言いになりますが「相談する気力があればまだいくらか元気」です。
本当に自殺をする人というのは、そういう前を見ることすら不可能な状態の人。次のことがもういっぱいいっぱいで出来ないのです。
たまに餓死や孤独死のニュースを目にしますが、そういう時も偉そうに、高額スーツを身に纏いながらこう言うんです。
「勇気を出して手を伸ばせば、社会には救う仕組みは沢山あります。どうか、関係機関にご相談ください。」と。
何にも分かっていない。
そういう方は、前に進むことそのものを諦めてしまっている人です。勇気も手も、振り絞って出す理由もない。ただ、自殺だけはしたくはないだけのことで、ひたすら過去の自分に対してだけ繰り返し繰り返し思い起こすのみ。
トラウマの特徴。
トラウマのエネルギーは、無限大マークのように、過去と現在とだけの未来が無い思考を行き来させます。
未来を創造ができるのは人間のみ。
トラウマは、呼吸、脈拍、体温調節、無意識の筋緊張によって、人間以前からある古い脳の中にしこりを作ります。
そしてこれは、未来を創造する脳を抑圧する作用を持つ。
そんな人に「勇気を出して声をあげて」なんて、私的にはBPOものですけどもね。
随分賢くない割に報酬だけ貰う、学歴だけ立派で論文やエビデンス主義のコメンテーターが増えたものだなと、改めて実感している今日この頃です。