自分が作っていない映画

自分が作っていない映画

昨年、近所に新しいタワーができて、そこの1〜3階がショップスペースになっています。

私自身、いまだにそこを利用したことはないのですが、テナントに入るお店の約2割程度は個人事業規模な感じです。

完成前に、テナント入居の募集要項を見たことがあるのですが、流石に新築ですから家賃はもちろん、保証金や償却を入れると、入居の初期費用はかなりの額になります。

これが個人事業だとしたら、かなり頑張って背伸びをして入居をした印象。

っで、昨日このタワーの前を歩いたら、昨今の新型コロナの影響でそれらのお店が休業中。

貼り紙で「新型コロナの影響でしばらく休業させて頂きます」となっているのです。昨年入居と考えれば、殆どは契約期間内であるために、辞めるにも辞められずにテナント費用だけ負担をしている状態だと察します。

もしくは、少ない可能性で、特例的に家賃を一定額免除もあり得ますが(新築物件は無理でしょうね)。

先日そんな話をしていたら、銀座に職場がある方が「銀座の飲食店も結構悲惨ですよ。昼によく食べに行っていた飲食店街なんか、全部で十数店舗入っているうちの5〜6店舗くらいしか営業しておらず、みんな休業中となっています。」とのこと。

確かに、表参道に似たところがあって、銀座の家賃も高額になりますからね。

中には、「空調の故障で当面お休みとさせて頂きます」という理由で休業するところもあったり。

退去をするにしても、店舗って原状回復費用で数百万円はかかりますからね。

正直、GotoEat まで持たなかったところが沢山あると思います。

人生って、結構綿密に計算をしていても、結局のところはどうなるか分からないというものですよね。計算通りに人生が進むなら、誰も思いのままの人生でしょう。

この現実で明日すら生活が厳しい人って大勢いると思うんですよね。

だけど、やっぱりそれを含めても、人生なんて誰にも分からないわけです。

生きているその中間地点で、勝手な自分の計算によって、自分を追い詰めるのは無駄な労力だと思うんです。

明日、明後日、1週間後の予定、そりゃ確かに想像することは大事ですし、悩む時間も必要かと思います。

っが、仮に明日までに支払う家賃が無かったとしても、それでも今支払えなかった事で、大家さんから愚痴を言われるイメージや、自己破産をするイメージなんて結局未来の事です。

更に言えば、それって社会って枠の数字上の「現象」にしか過ぎない。

人生やっぱりどうなるか分からないという原則からして「ま、そうなるかも知れないし、そうならないかも知れない、事実はその時になってから。」という位置づけを、悩んだ結論の位置づけとして持っていて欲しいというのが私の意見なのです。

それが良い方法かどうかも私にはわかりません。

ただ、事実として、もしも想像をした通りならば、それはそれを受け止めるしかないし、もしかしたら救済策をギリギリの所で大家さんの方から提案をされるかも知れません。

自分は自分の支配によって、すべてをコントロールされているのではなく、誰もが予想も付かない現実を経験するから人生なのです。

311だって新型コロナだってそうじゃないですか。一体誰がこの状況を想像出来たのでしょうか?

その想像もできない時代の生き証人として、もうちょっとジェットコースター人生、楽しんでやろうじゃないですか。

人生の映画の完結まで、観ないと損だと思いますけどね。

そしてその映画は、生まれた時に自分に身に覚えがないのと同じで、自分が脚本を書いているわけでもなく、監督でもないわけですから、紛れもなく観客サイドに立っているわけですからね。