バランス点
- 2020.09.16
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ま、基本的にいつもそうなのですが、またまた今日も社会の流れとは逆行することを書きます。
ここのところ消毒用アルコールが多用されています。
コロナ感染予防対策としての目的です。
確かにコロナ対策にはなっていると思います。
しかし、そもそも人間の体は雑菌との戦いによって、普段から高い免疫力を維持しているという側面もあります。
アルコール消毒は「コロナウィルス限定」で殺菌をするものではありません。
つまり、普段から手や食べ物や、空気から雑菌が体内に進入し、それらのお陰で免疫機能が高い水準で維持されるのですが、困ったことにコロナ目的での消毒が、あらゆる雑菌までも死滅させてしまうのです。
体は環境適応型であるがゆえ、敵がいないと戦力は縮小してしまうものです。
っで、問題なのが、免疫力というものは、単にウイルスや雑菌だけのためにいるわけではないという部分。
例えば、ガン細胞なんかも普段我々の体には常に発生しているものであって、それが広がらない少数単位で、この免疫機能で消滅をさせているから患うまでには至らない。
つまり、コロナばかりに対策を強めれば強めるほど、他の弊害のリスクが一方では高くなってくるということにも目を向けなくてはなりません。
それと、マスク着用の徹底も注意が必要です。
1日のうち、それほどマスクを着ける時間が長くない人は気にするレベルではないと思いますが、マスクによって普段よりも鼻に入ってくる匂いが大幅に減少します。
嗅覚は、人間の感覚器の中でも最も脳の深部に入り込んでいるものであって、そこの感覚器への刺激が長期的に減少してしまうと、うつ病になりやすいということも分かっています。
アロマなんかは嗅覚を刺激して、脳や体へ効果的に作用する習性を利用しているものです。
もちろん社会的なマナーとして、マスクも手指の消毒も必要になる場面があるでしょう。
ただ、それらを知っていて使いすぎていないかどうかという視点も、一方でとても重要なポイントです。
アルコールであれば、やはりイソプロピルではなくて、写真に載せたパストリーゼのような、口に入れても無害なものを使用したり、マスクであれば、誰もいない部屋や車やお散歩で着用しないなどの使い分けが大事です。
念のため、感染しないようにとやり過ぎてしまうと、その念のための効果よりも、よっぽど副作用の害の方が増えてしまう可能性があるのです。