浸水エリアを調べてみた

浸水エリアを調べてみた
9mの場合

昔から土地とか物件とか好きなので、不動産屋さん以上に調べてしまう癖があります。暇な時間は歩いて物件を眺めるだけで、充実した一日がすぐに終わってしまう。

ということで、ついでに浸水エリアも調べてみました。

上のは9mの想定です。

やはり荒川と玉川近辺は水没ですが、意外と川崎工業地帯も残っています。ご存じのように、品川駅は昔は海ですので、この近辺から南北に少し怪しくなっています。

20mの場合

20mにもなると、かなりの水没具合です。今度は目黒川の周辺がダメですが、それでもまだ都心は生き残る感じ。

現実的な水位ではありませんが、例えば富士山が噴火した場合、過去の記録と照らし合わせ、内閣府の方での予測では東京都心に1時間に1.3mmの火山灰が降るそうです。

なんだそんな程度かと感じたのならそれはまずい。

例えば、宝永の噴火では、約1ヶ月間噴火が続いています。現在の東京では、火山灰が約2mm降っただけで、浄水場がストップし、これに雨でも降ったならば、火山灰は固まる性質があることから、下水道は即座に詰まって東京都心は大洪水です。

当然、交通網は火山灰によって麻痺し、飲み水や食べ物は入って来なくなります。

空路も無理。まず視界は確保できないのと、飛行機やエンジンを積んだシステムの乗り物は、空気を吸って燃焼させているわけですから、火山灰が根詰まりして動くことができません。

じゃあ電気自動車最強?って思うのもまずい。

火山灰は電気を通す習性がありますから、都心は停電になります。

よって、自力でサバイバルをしなくてはならないという想定に。

子供の頃は、サバイバルなんてワクワクするものでしたが、こればかりはあまり楽しい話ではありません。

話は長くなりましたが、つまりは温暖化による海面上昇や、台風、地震による津波以外でも、結局のところは東京は常に都市型の水害リスクを抱えているわけです。

内閣府発表

困ったことに、ほぼ確実に富士山の噴火はあるということでして、ご存知の様に、既にその噴火サイクルには入っているのです。

前回の記事でも書きましたけども、昨年度の台風豪雨は火山活動を刺激し、それは富士山とて例外ではないということです。

50mの場合

さすがに50mは厳しいですね。東京どころか北関東までがスッポリと埋まってしまう計算に。

それでも都心で若干残っているところがあります。

そこを拡大してみると面白いことに。

凄いでしょ?皇居、赤坂御用邸、明治神宮、浜離宮、お台場、新宿が残ります。

やはり天皇系はしっかり考えて構築されています。

ちなみに、新宿はもともと淀橋浄水場があって、当時は標高落差で水を供給していたことから高台にあるということになります。今の都庁の周辺がその浄水場のあたりですが、都庁の近辺って道路がなんでか二階建てになって、上と下がクロスして走行しているでしょ?碁盤の目みたいに。あれは勝手にあんな感じにしたのではなくて、当時水を溜めるために掘り込んだ深さをそのまま活用しているので、そういう作りになったんです。

ちなみにですが、淀橋浄水所のところにカメラ屋さんがあって、それが今のヨドバシカメラですからね?本店を調べてみてください。

はい、しっかり新宿駅の都庁側、つまり、元淀橋浄水場のところが本店です。なんでか最近の人は「秋葉原?」という人がいるのですが、それは単に大きさの話です。

そしてお台場は、もともと岩が顔を出していたようですので、そもそもが岩を広げて島にしたという格好です。ですから意外と地盤は硬いし、海抜もマイナスからではないんです。

ちょうどお台場の海の向かい側にある品川の御殿山をガリガリと削り、黒船襲来の対策でお台場に盛り土をした。大砲台(台場)になっています。

ちなみに昔に御殿山全体の所有者にその時のことを伺ったことがありました。「うちのところ削られちゃったのよ」と。いわゆる九州の藩主ですね。ご縁がありましたので。

それにしても、今の日本には敵襲来の危機感はありませんよね?平和な国になると、尖閣に領海侵犯されても遺憾に抗議ですし、先日のニュースの様に、謎の飛行物体が長時間自国の上空をふらふらしていても放置ですからね。

昔ならとっくに開戦でしょう。

っで、意外なところで結構驚きなのは「有明」の防災公園付近が良い。だから避難場所になっているのですが、湾岸部分では有明かお台場が安定地域。

地盤が・・・と仰る方もおられますが、一応東日本大震災での液状化は、していないといえば嘘になりますが、そこまで騒ぐほどはしていない。

今は制震のマンションが多いのですが、最近では免震も多く出来上がってきていますので、まぁいくら地盤が弱くても、都心の耐震よりは、湾岸地域の新しい免震の方が上だと思います。ただ、免震構造は比較的新しいシステムですので、突き上げるような縦揺れは?とか、いろいろと個人的に疑問は残りますけどもね。横揺れや長周期振動には強いでしょうけども。

例えば、もとを見れば銀座、新橋、日比谷、田町、品川、芝公園、麻布十番あたりまでは陸地は少なかったわけで、結局は皆お台場のようなものです。

東日本大震災での浦安地域の液状化の映像が、どうも湾岸エリア=危ないということに繋がっているのかと思います。

そして更に遡れば東京なんてしょせん貝塚です。気にされる方は青梅や高尾あたりが良いのかもしれません。

東京は結局のところ、最初から不安定な上に構築された都市なんですよね。

豊臣秀吉に嫌がらせで飛ばされた、徳川家康の意地で作り上げた土地ではありますが。当時なんて誰も住みたいところではなかったことでしょう。