ひとつお願いが
- 2020.05.12
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先日から自宅は冷房を入れるようになりました。洗濯物なんて干してしまったら、部屋の湿度が上がり、寝ていてもちょっと寝苦しい感じがあります。
いつの間にかそういう季節ですか。
っで、今日は世論を見ていてちょっと気になる事と、願わくば世論の最小単位でもある皆さま一人一人が私と同じ疑問を感じていて、それを話題にして頂ければ少しは世論は変わるのかな?と思ってブログの題名「おねがい」としました。
私は医学とはある部分で全く意見が合わなかったりして、嫌いな分野の1つでもあるのですが、こと、緊急性の高い疾患や外傷に関しては、尊敬に値する程素晴らしい分野だと思っています(慢性のものに関してはそう思わない)。
っで、今日のお願いについてですが、昨今のコロナ騒動で「大学生が生活困窮に至っていて支援すべきだ」という話題についてです。
「なんだそんな事か」と思わずに最後まで読んで頂きたい。
というのは、大学生の生活や学費を、税金で支えるかどうかという議論とは違った視点で異論を持っているからです。
それは何かといえば「専門学校生の支援という文言が全く出てこないこと」です(勿論大前提、義務教育でもない所に支援が必要なのか?という議論は一先ず横に置いておきます)。
特に医療職。
看護師や臨床工学士(エクモ操作ができる)、臨床検査技師、レントゲン技師、救急救命師の多くは、専門学校で所定のカリキュラムを終えて、受験資格を得て国家試験をパスする仕組みになっています(薬学と医学部は大学なのでこれも一先ず横へ)。
勿論大学でも学科はありますが、全体数からいえば大学の学生募集人数は少数です。
分野によっては、大学の4年制と同等、若しくはそれ以上に学費が掛かる専門学校もあります。
それらの学費支援や優遇議論をさしおいて「大学生の生活を支援しろ!」という世論がとても滑稽に思うのです。
繰り返しますが、私は現代医学はあまり好きではありません。
それでも、世論の目が「学生=大学」という事にだけにフォーカスしているというのは、あまりにもこれから医療職を志す人に失礼ではないのかな?と思うんです。
こんな大参事の感染症を目の前にして、来年3月に国家試験をパスしてすぐに臨床の現場へ就職をしようという学生が今、生活困窮で国家試験まで持たないかも知れないという状況はどうなんでしょうかね?
国民もマスコミも、どれもこれも大学、大学、大学・・・・。
都合が良い時だけ「医療の現場で働いている人はヒーロー」ですか。
ま、正直これに不自然さを訴える記事を私は見た事がありません。これが国民の意識の実態なのでしょうか?
それともおかしいなぁ~と思いながらでしょうか?
医療職の方は、わりと仕事に対して学生の時から意識が高く、むしろ当たり前に思っている所があります。
だから尚更外部の人がしっかり言ってあげないと。
日本国内の大学数は764校。一方で専門学校は2,805校です。
専門学生全てを支援するというのは正直厳しいとは思うのですが、せめて医療系だけは優先的に議論されるべきかと思うのですが。
医療が嫌いな私ですらそう思っているのに・・・・。