Ipodのバッテリーを交換してみた

Ipodのバッテリーを交換してみた

前から気になっていた、Ipodのバッテリーの膨らみを解消すべく、自分でバッテリー交換をしてみました。

やっぱり不器用な分、スタート時点で大幅なハンデはありますが、全体的に中身を見ることができたので、この手の製品の脆弱なポイントを感覚的に知ることができました。そういう「実際の経験を伴うのと伴わないのとでは、モノの見方がはっきりと変わるものです。」この部分は、私が自分の人生の中で大事にしていることでもあります。中身を知らずして「Ipod touchって壊れやすいよね?」とか「高すぎる」とか、そういう批判って、完璧な上から目線でしかありませんからね。

1、まずは道具から

Ipodのバッテリー膨張

さて、前回のブログにも載せましたが、ご覧の通りIpod touchの第6世代(A1574)が発売された直後に買った方にとっては、そろそろバッテリーがやられてくる時期です。ちなみにAppleストアでのバッテリー交換は、最低でも6,000円以上するそうですが、今回はパンチラをついつい見てしまう心理と同じく、中をめくって見てみたいということもあり、自分の手でバッテリー交換をしようと思いました。

バッテリー交換キット

まず初めにこちらは今回使用したバッテリー交換キットです。検索するとAmazonなどで複数出品されておりますが、まぁ大事な部分はバッテリーですから、それが付いていればどれでも良いと思います。

左から、ドライバー類、ピンセット、いろいろめくるやつ(青)、液晶を持ち上げる吸盤、バッテリーを固定する替えの両面テープ(伸びすぎて操作性が悪い)、互換バッテリーになります。

今回は結局これだけある割には、ドライバーは一種類しか使いませんでした。

Ipodのはんだ

そして Ipod touch の最大のハードルでもありますが、バッテリーをはんだ付けするための「半田コテ」セット。結構重要なのがピンク?紫?色をした丸いやつ。これは、余計なはんだを吸い取る働きをする銅のメッシュです。余談ですが、ピンクと紫の境界線って難しいですよね?本当に人によって見えている色は違うのではないか?と考えさせられます。

さて、こんな感じで初めて行きます。

当たり前の話ですが、埃の混入を防ぐために、本当はクリーンBOX内で行うのが良いのでしょうが、そんなものは用意ができませんので、この作業の10分程前から空気清浄機を最大にして、可能な限り埃を少なくできるようにしました(効果があるかは不明)。

2、液晶画面を外す

バッテリー膨張

早速、画面を取り外す所から作業開始です。と、その前に、必ず電源をシャットダウンしておきましょう。ショートしてしまっては大変ですので。

あと、前々から指の爪の切り方が深爪だといわれるのですが、物心付いたころからこんな感じなので、今や少し伸びただけでもキーボードが打ちづらくてダメですね。作業するには少し伸びていた方がやり易いようです。

っで、バッテリー膨張でこんなに大胆に浮いている割に、液晶画面って、強い圧力や折れ曲がりには非常に弱い性質があります。早くパンチラが見たいからと言って、力まかせにめくって覗いてしまっては「バッテリーは生き返りました、しかし液晶が反応しなくなりました」では、全く意味がなくなってしまいます。パンツは見えました、しかし逮捕されました・・・みたいな?

Ipod液晶を外す
Ipodホームボタン
Ipod液晶外し

注意点は、ホームボタン側から開けた方が良いということでしょうね。内部でしっかりとクッション性のある両面テープでくっついていますから、これを剥がさないと他の液晶に反る力が加わってしまいます。道具でお見せしたブルーのヘラを使ってゆっくりこじ開けて行きます。

画面の外周には爪の付いた外枠が存在します。爪は内側に押すようにすれば外れますが、しつこいようですが、液晶の取り扱いは慎重に。

Ipod液晶を外した写真

可能な限り、指には力を入れずに、そっと気がつかれないようにスカートをめくりあげます。開けてびっくり、もう一枚スカートが。

Ipodネジ

小さなネジがありますので、注意深く観察し、無くさないように隔離しながら取り外して行きます。特にホームボタン周辺には固定のためにネジが多いので注意です。基本、外したネジは同じところに戻せるように、A4の紙に番号を書いて図を書いて、その上にネジを置いておくと良いと思います。私はそのようにやりましたので、混同はありませんでしたが、ホームボタン横あたりの一本だけネジが見た感じの径は同じものの長さが「短い」印象を受けました。

Ipodバッテリーの中

こんな感じでネジさへ取り外せばパンツ・・ではなくパンパンなバッテリーがお目見え。ちなみに膨張があったせいで、ネジを外したら勝手に板が持ち上がりました。

3、バッテリーを外す

Ipodバッテリー取り外し

裏側で強硬に両面テープ固定がされています。テープはかなりの伸縮性がある分頑固です。まぁ、既に処分決定のバッテリーですので、本機側に破損を生じない程度に扱います。

Ipodバッテリーを外したところ

こんな感じで、基盤と接続されている部分のテープも一緒に剥がれます。中で見えているの部分にはんだで接合して行きます。ようやく具が見えてきた感じかな?

Ipodはんだ部分

構造的には縦2mm程度の細長い四角が3つ。そこに半田ごてを当てて少し温めてから、はんだを少量だけ載せて行きます。多いと盛り上がってしまうので、最初の方で説明した、吸い取る銅メッシュを活用します。ただ、私の場合、ある程度温度管理をしていますので、ほぼ一発で適量を乗せることができました。

こればかりは経験が必要かと思いますので、少量から初めて、失敗したらメッシュで吸い取って感覚を体得するしかないですね。私は歯科用の冠を金属同士を接合する「ろう着」という経験を腐る程やっていたことがありますので、この手のものは多少慣れています。

Ipodはんだ接合

っで、新しいバッテリーを先程のはんだを乗せた上に持ってきます。そして半田ゴテで上から押すように固定すると、熱で溶けて小さな穴が開いていますが、そこから滲み出てきます。この時点で液晶に電源が入るか確認してみると良いでしょうね。以上で完成。

Ipodバッテリーはんだシール

元どおりシールを貼って、バッテリー裏面に両面テープを貼ってIpodのボディーに固定します。

Ipodバッテリー交換完成

逆戻りでネジを締めて液晶を閉じて完成。膨張が無いバッテリーですので画面が浮きません。ちなみにIpodの上部(電源スイッチ側)の方から先に入れるようになっています。上部には液晶側と接触する変形し易い金具がありますので最新の注意が必要です。しつこいようですが、指に力を入れて作業を行わないようにしたほうが良いと思います。力を最小で行えば、ハマるところにしっかりハマるわけですので。

ま、全体的には難しい工程はありませんが、全体的には結論として「自分でやることはおすすめしません」。壊しかねない危険な工程が随所にあります。万が一でも壊れても「いいや買い換える予定でもあったし」という方には良い選択肢かも知れませんが、バッテリー代が込みで6,000〜8,000円の費用でしたら、やってもらう技術料としては適正価格です。

ただ一方で、かなり繊細に作られていて、これまで結構ガサツに扱っていましたが、特に電源スイッチがある上部には大きな衝撃を与えるのが怖くなりました。ホームボタン側は両面テープにクッション性がありますから良いのですが、上部にはそれがありません。これらは他のIphoneやIpadでも同じだと思います。なるほどね〜って感じの体験でした。