自然の脅威は連鎖的

自然の脅威は連鎖的

東日本大震災が発災したときからというもの、なんだか異常と感じる集中的な災害が増えているように思います。

先日、個人的に「火山研究」をされている方に、興味深い話を伺いましたので、念のため危機意識が持てるように、皆さんにも公開して共有しようと思います。

まず、ここで話す内容は、現時点で正式に公開されていないものです。ただ、この方は素晴らしく徹底しておられるので、個人なのにイギリスの「ネイチャー誌」に、研究論文を送られているため、全くのオカルトで言っているのではないという事だけは付け加えておきます。

火山大国の日本では、気象庁を始め、様々な火山の観測や研究がおこなわれています。噴火の分類として大別して「マグマ噴火」と「水蒸気噴火」があります。前者は現代科学ではとても良く分析されており、観察を徹底して行えば、多くは予測がある程度まで可能なレベルにあるものです。ついで、後者の水蒸気による噴火は、残念なことにいまだに予測が全く立たないないケースが多いものです。

かれこれ4年前に起こった、58名がお亡くなりになられた「御嶽山」の噴火もそれによるものですし、箱根や草津の噴火もそれにあたります。

っで、この研究をされている方は、一般的なマグマ噴火の方ではなく、もう一つの予測が難しいとされる水蒸気の噴火に着目しておられるかた。

詳しく話すと、結構難しい話になってしまうらしいのですが、いずれも水蒸気噴火が発生する条件として、簡単に教えて下さりました。

それは「噴火の前年(約1年程度)にその山の山頂付近で記録的な降雨量を観測している」のだそうです。私は失礼ながら「それでしたら裏付けは簡単なのでは?」と質問したところ、「実は殆どの活火山では降雨量計を設置していない」というのです。確かに、噴火の度に壊れてしまうし、そもそもそんな山に人が住居を構えて暮らしていませんからね。

御嶽山もそう、箱根もそう、草津もそう、浅間もそう。

さて、ここでふと気が付くことがありませんか?そうです、大きな爪痕を残した台風19号の降雨量。今回はとくに山間部で記録的な大雨が降ったのが特徴的でした。

ここから先の結論の部分は、私よりも想像力豊かな皆さまの頭脳に委ねることとします。

ちなみに先日の台風19号の被害は、マスコミでは報道しきれていないくらい、広い地域で様々な被害を出しました。最後に参考資料として、下に浅間山から程近い地域の被害状況の写真です。現地のかたから送られてきました。台風通過後に撮影したものらしいです。

私がいつも通っていた道路なんですよね。中には築一年でご自宅が流されてしまった方も。

東京都心は幸いなことに、局所的には被害はあったものの、ある程度想定できる範囲で終わりました。ただ、電車や社会機能はストップしましたよね?私は仕事が全てキャンセルで自宅に入り浸り。

そして翌朝通った表参道Appleストアの前に、こんな表示がありました。

ちなみに通常だと開店している時間でしたが、台風の翌日でしたからね。素晴らしくないですか?これを荒っぽく変換すれば「何で調べてから来ないの?」とか「あなたは我々の営業時間を調べる必要があった」と、日本では希少化した自己責任的なスタンス。頭を働かせなくては労力を無駄にしてしまう社会。

好きですね、こういうの。もはや同時に客の思考停止をリハビリ教育しているという。

一方で、日本に近年蔓延っているのは「案内が悪い」「こっちは客だ」と言わんばかりに、消費者が上から目線なわけです。よって、下のようになってしまう。

ま、いずれにしても「富士山」を含めて、これだけ山間部に豪雨が降ったのですから、山の近辺にお住いの方は、特に火山情報を自分から取りに行く姿勢が必要なのかもしれません。「政府自治体が何も言わなかったから被害に合った」などと、大前提で守られているというスタンスは、自然相手には取っ払うべき思考なのです。

日本は自然信仰で、昔は「子供」を生贄にしてまで自然の神の怒りを恐れていた。その子孫である我々が、自然に対して平和ボケし過ぎてしまっている様に思えます。

いいですか?「子」を「供えて」まで自然に対して警戒していた時代があったのですよ?